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●治療で使うはり

治療に用いられるはりは、毫鍼(ごうしん)といわれる太さが直径0.15mmから0.3mm、長さが4から5cm程度の大変細いはりです。
材質は金・銀・プラチナ・鉄・ステンレス鋼などで作られていますが、最近では、その強度・加工のしやすさ・消毒の容易さ・歯切れの良さなどを考慮して、ステンレス鋼が主に用いられます。
はりの消毒は、エチレンオキサイドガスにて滅菌の上パックされており、一度使用したものは廃棄処分とするディスポーザブル方式ですので感染症の心配などはほとんどありません。

写真は左から滅菌パックされたはり・はりを手に刺したところ・小児バリに使うはり

●はりの種類

中国の古い医学書である「黄帝内経」(こうていないけい)には、次の9種類のはりが記録されています。
爆鍼(ざんしん)・円鍼(えんしん)・派鍼(ていしん)・鋒鍼(ほうしん)・入鍼(ひしん)・員利鍼(いんりしん)・毫鍼(ごうしん)・長鍼(ちょうしん)・大鍼(だいしん)の9種類です。
これらのはりを、刺入・圧迫・仰爬(そうは)・瀉血(しやけつ)などの目的に応じて使い分けていました。
現在では上記のはりの内、体に刺入して治療する、毫鍼(ごうしん)が最もよく用いられております。
また、皮膚の表面を刺激するための`鍼(ていしん)・友好太鍼(ゆうこうたいしん)、皮膚に浅く刺して留めおく、皮内鍼(ひないしん)・円皮鍼(えんぴしん)、幼児を治療するための小児鍼(しょうにしん)などがあります。

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